今朝、うちの子たちが、狂ったように、吠えまくっていました。全員が
1箇所に向かって、口から泡を吹きそうなくらい大興奮。。。今度は何?!
barn(納屋)の前に立っていたのは、全長30cmほどのracoon(狸?
あらいぐま?)。うわー、かわいい!と、ダッシュで、家の中に戻り、カメラを
手に、記念撮影する観光客1名(私)。が!この子の様子が、ちょっと怪しい。
2本足で立ち、空をあおぐように見たかと思うと、目を閉じたりしている。。。
これは!ま、まさか!rabid(狂犬病にかかっている)なのか?!
この辺りで、野生動物の姿を見るのは日常茶飯事。それでも、夜行性のスカンク
などを昼に目撃した場合、かなりの確率で、狂犬病保有者。大きいリスだし、
stink bomb(臭いスプレー攻撃)さえなければ、かわいい生き物だけど、
家族と家畜を、病気感染から守るため、銃で撃ち殺すのが、ここでは、一般。
ちなみに、万が一、スカンクから、普通に洗ったくらいじゃ消えない、あの臭い
洗礼を浴びてしまった場合は、トマトジュースをかぶることで、臭いはとれるそう。
ラクーンは、テキサスで、ポッサム、スカンクに続き、狂犬病保有の確率が
高い生き物。見れば見るほど、怪しい彼。。。犬たちは、柵で、とびかかれ
ないものの、今にでも、柵を破壊しかねない勢い。全員、狂犬病予防接種を
受けているとは言え、万一のことがあったら!とりあえず、ホウキをつかみ
(サザエさん並の防衛しかできない私)しっしっと、つつくと、やつは、きっ!
と歯を見せ(当然、ひるむ私)よりにもよって納屋下へ!Oh,No!見えにくい
とこに行かれると、より恐怖が高まるこの私。分かります?ジョーズの感覚!
お昼に、帰ってきたゴンタに、写真を見せ、彼が、いまだ納屋下に潜伏中で
あることを報告。写真を見たゴンタ、「うわーかわいい!まだ子供じゃん!」
そして、ラクーンは夜行性ではなく、これは、突然、眠くなっただけなのでは、
ということ。お前はラクーン博士か?!それにしても、犬4匹を目前にして、
眠くなっちゃったからって。。。それは野生動物として、どうなんだい?!
それでも、殺さなくて済むのなら、やれやれ、と、一気に気が楽になった私。
しかも、お昼寝前ラクーン(しかも子供)を無情にも、ほうきでつついたこと
も、ちょっと悔やまれたりして、反省。そんな私に、「あ、でも、引越しするや
いなや、銃は本当に買うよ!これからは、更なるど田舎に住むんだし、銃なし
では、危なすぎる。特に、僕の留守中、万が一のことがあったら、って心配を
して仕事するのいやだからさ!」と、あっさり言うゴンタ。。。
銃と、仲良く(?)育ってきたゴンタと違い、当然、銃には抵抗がある私。
そんな私に、ゴンタは、銃所有の必要性に関し、長々と、語ったのでした。
「銃そのものは、危なくないし、車そのものも危なくない。銃を使う人、運転
する人(例えば私とか?)次第で、いくらでも凶器になるっていうだけ。犬でも
そうだよ。飼う人次第で、どんな犬だって、凶暴になりうるんだからさ。でも、
だからと言って、車も、犬もなしの生活なんて考えられないよね、僕たち!」
確かに、ゴンタの留守中に、何か起きたら困るかも。突然クマに襲われる
ことは、ないだろうけれど、毒ヘビとか、マウンテンライオンとかいるしな。。。
小さいジャパニーズが1人いるだけだ、と、なめられ、強盗がやってきたら?
この場合は、金目のものがないだけに、より逆上されるに違いない(と、想像
を無意味に広がらせる私)ホウキじゃ、戦う前に、お笑いネタかもしれん。
ママとキャルの家に3ヶ月ホームステイしていた時、玄関脇に、1丁、居間の
テーブルの上にも1丁、寝室の銃用のキャビネットの中に4,5丁、という環境
が、私には、最初そら恐ろしく、テレビのリモコンと間違え、つかんでしまった時
なんざ、衝撃を感じたりした2年前。それでも、もう、この辺りじゃ、どこのお宅
におじゃましても、当然のように、転がっている銃の数々。この環境で、3年目と
なる今年は、やはり、土地柄、必要性を、感じざるを得ない気もしている。。。
と、いうことで、お父さん、お母さん、これを読み、衝撃を受けていることだと
思いますが、うちも、近々、いよいよ銃で武装(?)することになる予定です。
あ、でもほとんど使うことないと思うし、私にとっては、お守り(?)のようなもの
なので、あまり心配しないように。それにしても、車といい、銃といい、テキサス
田舎暮らし、なんだかんだ、楽じゃないのね。。。
*僕たちも銃を使わず済むよう、精一杯、家族を守るよ!頼むぜ本当(by私)